1 名無しさん必死だな 16:37:40
そもそも「囲い込み」という行為は、ゲーム機(プラットフォーム)側には有効ですが、ゲームソフト側からするとメリットが薄いのです。より多くの消費者に触れてもらうため、特定のゲーム機やプラットフォームに依存しない方が好ましいからです。
そしてこれまでマルチ展開する人気ゲームソフトを、特定のゲーム機に「囲い込み」したと仮定しましょう。もちろん、乗り換えてくれる熱烈なファンもいるでしょうが、乗り換えをあきらめる人もいるわけです。すると人気ゲームの売り上げも落ちてユーザー数は減り、コンテンツの価値は下がることになります。
当たり前ですが、MSも「囲い込み」のメリット、デメリットは理解しているでしょう。2014年にMSは「マインクラフト」のゲームソフト開発会社を買収しましたが、同作はどのゲーム機でも遊べます。「囲い込み」をしても良いのにその選択をしていません。
もちろん、任天堂の「マリオ」のように、長年にわたり「囲い込み」をしていれば状況が異なります。その任天堂でさえも長年維持していた「囲い込み」をやめて、スマートフォン用ゲームを配信して新規層の取り込みを図っています。
そもそも買収して、人気タイトルを囲い込めさえすればライバルに勝てるなら、誰も苦労しません。多くの有力ゲームソフトを保持する任天堂でも、7年前は大苦戦をしたのです。ビジネスは強みが弱みになり、その逆もあるから恐ろしいわけです。
「囲い込み」は一つの手段に過ぎず、コンテンツの価値を下げかねない後ろ向きな戦略です。そして独占に向くタイトルもあれば、向かないタイトルもあるように、ケース・バイ・ケースです。繰り返しになりますが「囲い込み」には、メリット、デメリットの両方があるからです。そしてMSはソニーとクラウドゲームのソリューション開発で提携しており、単純なライバル関係でありません。
MSに求められるのは、「コール・オブ・デューティ」など買収したコンテンツの価値をさらに高めることです。「囲い込み」にしたいなら、アクティビジョン・ブリザードとの開発力を活用し、従来にない斬新な新規コンテンツを生み出してこそですが、それでも多くのファンに触れさせる「導線」をどう確保するかですね。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kawamurameikou/20220130-00279276
そしてこれまでマルチ展開する人気ゲームソフトを、特定のゲーム機に「囲い込み」したと仮定しましょう。もちろん、乗り換えてくれる熱烈なファンもいるでしょうが、乗り換えをあきらめる人もいるわけです。すると人気ゲームの売り上げも落ちてユーザー数は減り、コンテンツの価値は下がることになります。
当たり前ですが、MSも「囲い込み」のメリット、デメリットは理解しているでしょう。2014年にMSは「マインクラフト」のゲームソフト開発会社を買収しましたが、同作はどのゲーム機でも遊べます。「囲い込み」をしても良いのにその選択をしていません。
もちろん、任天堂の「マリオ」のように、長年にわたり「囲い込み」をしていれば状況が異なります。その任天堂でさえも長年維持していた「囲い込み」をやめて、スマートフォン用ゲームを配信して新規層の取り込みを図っています。
そもそも買収して、人気タイトルを囲い込めさえすればライバルに勝てるなら、誰も苦労しません。多くの有力ゲームソフトを保持する任天堂でも、7年前は大苦戦をしたのです。ビジネスは強みが弱みになり、その逆もあるから恐ろしいわけです。
「囲い込み」は一つの手段に過ぎず、コンテンツの価値を下げかねない後ろ向きな戦略です。そして独占に向くタイトルもあれば、向かないタイトルもあるように、ケース・バイ・ケースです。繰り返しになりますが「囲い込み」には、メリット、デメリットの両方があるからです。そしてMSはソニーとクラウドゲームのソリューション開発で提携しており、単純なライバル関係でありません。
MSに求められるのは、「コール・オブ・デューティ」など買収したコンテンツの価値をさらに高めることです。「囲い込み」にしたいなら、アクティビジョン・ブリザードとの開発力を活用し、従来にない斬新な新規コンテンツを生み出してこそですが、それでも多くのファンに触れさせる「導線」をどう確保するかですね。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kawamurameikou/20220130-00279276
